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米マイクロソフト、書籍検索サービスから撤退

 米マイクロソフト(Microsoft)が書籍をデジタル化し、検索できるようにするプロジェクトを断念する。検索・広告部門担当のサチャ・ナデラ(Satya Nadella)上級副社長が23日、ブログで明らかにした。

 同社は書籍検索の「Live Search Books」と、学術誌検索の「Live Search Academic」を今週に閉鎖する予定。今後は、同社検索サービスの「Live Search」に書籍検索機能が統合され、同社以外の一般ウェブサイトから書籍を検索するようになるという。

 米ヤフー(Yahoo)を475億ドルで買収するという計画が頓挫して以降、マイクロソフトは赤字が続くネット事業の収益性を高める戦略を示すように圧力を受けている。ナデラ氏は、書籍と学術誌のデジタル化が、同社の検索事業の計画に合致しなくなったと述べている。

 ナデラ氏はブログで、「検索の次の段階は、検索エンジンや消費者、コンテンツパートナーにとって持続的なビジネスモデルを開発することだと考えている」と記し、同社が先週発表した検索ユーザー向けのキャッシュバックシステムに言及した。同システムでは、Live Searchを通じて商品を購入したユーザーにキャッシュバックを行う。

 マイクロソフトは、米グーグルに対抗して2005年に書籍検索の事業に参入し、2006年にLive Search Booksを公開していた。著作権で保護されている書籍もデジタル化したことで訴訟問題を抱えたグーグルとは異なり、マイクロソフトは出版社から許可を得た書籍と、著作権が明確に消滅した書籍のみをデジタル化の対象にした。

 マイクロソフトは今後、同社がこれまでに蓄積した75万冊の書籍と8千万点の学術論文のデジタルデータを出版社に提供する計画としている。


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